神のみノベル2

 中々良い出来だったのではないでしょうか。青羽かわいいよ青羽。

 三本立てということだったんだけど、呪いのゲーム編が六割くらいだったのでちょっとバランスがなぁ。ハクアも可愛いし青羽も良いキャラだったから別にいいんだけどね。紫埜も好きですよもちろん。二十歳って最年長ヒロイン? とか思ったけど純が二十一歳なのね。どっちもえろいからだしてるね!

 呪いのゲーム編に関しては、どうだろう、このオカルト全開な展開は賛否両論なんじゃないでしょうか。個人的には好きだったけどね。強いて言うなら、呪いのゲームの攻略が中心だった所為か紫埜の攻略がおざなりだった印象があったね。もちろん紫埜が霊的な能力に優れ、自分の中に駆け魂があるということを理解していた、ないしそれに準ずる悪霊ようなものが巣食っていると勘付いていたというのは分かりますがね。ドジっ娘巫女という属性がイカすので許した。

 ハクアの休日編は、内容がとてもあっさりしてるよね。いや、良いことなんだけれど。ハクアのツンデレ具合がなんとも。だけど美生もいるし、もう神のみはツンデレ出せねーな。攻略後の歩美とちひろもなんかそんな感じになってるし。気をつけて下さい若木先生。

 瀬風青羽編は個人的に、ノベル版ヒロインの中で一番好きだわ。なんでだろう。ベリーショートって別に好きでもなんでもないのに。エウレカみたいなキャラデザなのに。天才型ヒロインって結構月並みなのにね。
 エルシィの思った通り、青羽は桂馬に似てるのね。桂馬は青羽が初めてゲームをやってそれをクリアした後の達成感を感じ取って、ルートを決めたけど、その結末が悲しいものだと理解していたのね。
 少し分析すると、私ってやっぱキャラがデレる瞬間が好きなんだと思う。今回は無機物系ヒロインだったワケだけど、青羽はだんだんと“完全な世界”とそれを教えてくれる桂馬に惹かれていく。で、あのゲームを買いに行って雨に降られ桂馬と相合傘するシーン。桂馬の横顔を見て、はっとなって顔を背ける青羽がめっちゃ可愛い。そういった、“デレた瞬間”というものに心惹かれるんですよ私は。


 三本共面白かったです。原作読者の方も手を出してみるのも良いでしょう。一巻と併せてどうぞ。